公開・更新:2026年10月24日|編集:その仕事、AIにできる?編集部

AIで請求書のミスを探せる?
架空8件の公開チェック教材

AIスペシャリスト兼AI秘書 けいこ
AIスペシャリスト兼AI秘書 けいこ掛け算が合っていても、注文と違うことがあります。
今回確認したのは「この8件の差分」。実務での正答率ではありません。

誤りを設定した6件と、指定項目に差分がない2件を公開。現在のCodexセッションによる1回の応答を記録し、明示した照合ルールとも比較しました。同じAIが問題作成と回答を担当する非盲検の確認です。独立評価・人力との比較・時短測定は行っていません。

何を確かめたか

注文を基準に、宛名・数量・単価・振込先・期限を照合し、請求案の税抜小計=数量×単価を検算しました。通貨は円、割引・税・端数処理なしという教材の条件です。実在の顧客・口座は使用していません。税務上の適否、口座の実在性、PDFの文字認識は対象外です。

比較対象は同じ8件を照合するJavaScriptの固定ルールです。単純な構造化データでは固定ルールで確認できるため、この結果でAIの優位性は示せません。問題作成者が回答しており、モデル名の厳密な識別・待ち時間・個別の利用料金は取得していません。

記録した応答と固定ルールの照合

IDAI応答の指摘扱い
A012×10000=20000、記載18000との差2000要確認
A02注文2222222に対し請求案2222229要確認
A03注文11/30に対し請求案11/20要確認
A04注文は海風商店、請求案は山風商店要確認
A05注文2に対し請求案3。請求案内の掛け算自体は整合要確認
A06請求案の期限が未記載要確認
A07指定した比較項目では差分なし指定項目の差分なし
A08指定した比較項目では差分なし指定項目の差分なし

保存したAI応答は8件とも作成済みの正解と一致。固定ルールも同じ8件で一致しました。これは公開教材内の照合結果であり、「AIの検出率100%」という性能評価には使えません。

A05がポイント:数量3×単価8,000円=24,000円という請求案の計算は合っています。しかし注文は数量2。請求書だけを見る検算では注文との差を確認できません。

入力・正解・応答をすべて公開

  1. 同じフォルダに5ファイルを保存します。
  2. Node.jsで node verify.mjs を実行。固定ルールと正解、記録済みAI応答との一致を確認できます。このコマンドは新たなAI生成を行いません。
  3. 別のAIで試す場合は、先にrun-info.jsonの指示文とcases.jsonだけを渡して応答を保存します。正解を見せず、サービス名・モデル・実行日・設定を記録してから採点してください。応答はモデルや実行ごとに変わります。

実務に持ち込む前に

未見のデータで第三者が評価すること、誤指摘と見逃しを別々に数えること、確認・修正込みの所要時間を測ることが次の課題です。今回はそこまでの効果を主張しません。

請求書チェックの指示文と手順を見る →